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高等部プロジェクト未来2012 吉野由美子先生をお迎えして(8月30日)

 8月30日(木)、今年度2回目の「プロジェクト未来2012」が開催され、視覚障害リハビリテーション協会会長の吉野由美子先生に、「視覚障害者の先輩として視覚障害リハビリテーション専門家として皆さんに伝えたいこと」というテーマでご講話をいただきました。
ご自身も視覚障害と肢体不自由がある吉野先生は、お話の中で、ロービジョン(弱視)の方は、自分は見える、視覚障害のない人と同じように何でもできると思いがちである。自分のことを周囲の人への理解を求める前に、自分自身をきちんと理解することが大事であるということをお話されました。生徒の皆さんは、時々うなずきながら真剣な表情で聞いていました。
 生徒のお礼の言葉からは、中途障害の自分は、見えづらくなって何度も挫折を繰り返しながら、現在はこの盲学校で仲間や先生方に支えられて頑張っている。吉野先生のお話を聞いて、これからも前向きに生きていきたいと思ったという感想が聞かれました。
 熱意あふれる吉野先生は、ご自身の体験に基づいたお話をしてくださったので、聞いている皆さんの心に響き、とても有意義な時間となりました。 

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