ここから本文です
3学期始業式(1月14日)
全国的に、秋田県での大雪が伝えられる中、3学期始業式が行いました。新年を迎え、心新たに学校生活のスタートを切った児童生徒は、久しぶりに会った友達や先生方と、冬休みのできごとやニュースなどについて近況報告をし合うなど、会話が弾んでいました。
髙橋 斉校長より、3学期の始めにあたり、次のとおり、お話がありました。
======================
令和4年、明けましておめでとうございます。
皆さんは、どのように冬休みや年越しを過ごされたでしょうか。家族の一員として、有意義な時間をもてたでしょうか。
さて、新型コロナウイルス感染症も一時落ち着いたように思われたのですが、この年末年始、テレビや新聞では、オミクロン変異株の感染拡大が連日報道されています。そのニュースに、不安を感じた人も少なからずいたのでないでしょうか。「正しく恐れ」「冷静に判断・行動」を心がけましょう。
自分や周りの大事な人の命に守るために、引き続き、三密の回避、マスクの着用、手指消毒の徹底、健康観察の継続など、感染症の拡大防止に努めてください。
ところで、令和4年は寅年です。私は寅年生まれの年男で、十二支を5周して、7月には「還暦」を迎えます。
皆さんは「虎(寅)」のつく格言・ことわざを知っていますか。「虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)」とか「虎の尾を踏む(とらのおをふむ)」だとか、ネガティブな言葉が思い浮かぶかもしれませんが、ほかに、元気や高い志をもらえるポジティブな言葉も多くあります。
○虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)
・獣の王者である虎は、一日に千里の距離を走り千里戻ってくることができるほど、勝れた行動力を持っていると言われることから、人やものの勢いが非常に盛んな様子のたとえ 。
・虎は一日に千里の距離を走るが、巣穴にいる自分の子供を思って、また千里を走って帰ってくる。親が子を思う気持ちの強さをたとえたことば。
○虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
・虎の住む洞穴に入らなければ虎の子は得られないという意から、何事も危険をおかさなければ、目的を達したり、大きな成果を得たりすることはできないということ。
○虎視眈々(こしたんたん)
・虎が獲物を狙って鋭い目でじっと見下ろすように、おのれの野望を遂げるため、じっと機会を狙っている様子。雄大な志を抱いて静かに情勢をうかがうたとえ。
○虎は死して皮を残し人は死して名を残す(とらはししてかわをのこしひとはししてなをのこす)
・トラは死んでも美しい模様の毛皮を残す。人間も同じように、死んだ後に名声が残る。生前から自分の名誉を汚さないよう注意し、死後も褒め称えられるような、立派な一生を送るようにしなければならないというたとえ。
新しい年の初めです。「虎(寅)」のことわざにあるように、雄大な志を抱き、目標達成に向けて勇猛果敢に物事に取り組みましょう。
特に中学部進学に向け、高等部入学者選考合格に向け、そして「あはき」国家試験合格に向けて、各々がそれぞれに進路実現を果たし、成長できる年になるよう、努力を積み上げてほしいと願います。
今年も、今学期も健康に、はつらつと学校生活を過ごしましょう。
本文はここまで
このページの先頭へ戻る