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図書館だより 第3号

 今年のNHK大河ドラマは、紫式部が主人公。その代表作『源氏物語』の主人公は「光源氏」ですが、複数のモデルがいると言われています。そのモデルの有力な一人が「在原業平」です。彼は、『伊勢物語』の主人公だとも言われています。5月28日は「業平忌」。
 本校にも、『すらすら読める源氏物語』や『超訳伊勢物語』があります。昼休みには、担当が図書室にいますので、ぜひ足を運んで、手に取ってみてください。
 
今月のおすすめの本
 毎号、図書委員の生徒やいろいろな先生からおすすめの本を紹介してもらう予定です。
第1回目は、高等部普通科2年、図書委員長の鈴木萌那さんです。
『オペラ座の怪人』  ガストン・ルルー著
 十九世紀フランス、オペラ座。そのオペラ座では様々な怪奇現象が巻き起こっていた。
そんな中、少女クリスティーヌと彼女の部屋の鏡から聞こえる「音楽の天使」の声。
声の主はオペラ座の地下に住むファントム(怪人)のものであった。
二人を中心に巻き起こる愛憎劇の行方はいかに……。
 白い仮面の男と美少女。音を立てて落ちるシャンデリア。一本の赤い薔薇。 
 こういったシーンや要素を、演劇に関する本や映画、ゲームなどに触れたことがあれば、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
上記の文章は、映画や劇団四季、宝塚歌劇団など、様々な形で私たちの元に届く演劇の超大作、ガストン・ルルー作「オペラ座の怪人」のあらすじの紹介です。
 この作品は上記にも記した通り多くの舞台化がされており、演劇の世界に大きな衝撃を与えています。
原文は登場人物同士の手紙という形式ですが、その溢れる華やかさ、漂うミステリアスさから、とても華やかで魅惑的な映画、舞台が沢山生まれたのだと思います。
 他の映画化済みの海外文学作品では味わえない魅力があると思います。
ぜひ一度、本書「オペラ座の怪人」を手に取って、その華やかさ、その美しさ、そして少女クリスティーヌと怪人の終幕を、まるで登場人物のひとりになったかのように楽しんでみてください。
 
サピエ図書館を活用しよう!
 本校でも利用者が増えているサピエ図書館ですが、まだ知らない、登録していない方のために、改めて紹介します。
 
1 サピエ図書館とは
 「サピエ」は、視覚障害者を始め、目で文字を読むことが困難な方々に対して、さまざまな情報を点字、音声データなどで提供するネットワークで、サピエ図書館はそのメインサービスです。
全国のサピエ会員施設・団体がもつ資料(点字図書や録音図書:デイジー)のデータベースで、貸出依頼を出したり、コンテンツをダウンロードしたりすることができます。(サピエHPより抜粋)
 
2 利用者登録するには
 秋田県点字図書館に利用登録をします。
(サピエ会員施設・団体なら他館でも可能です。)
(1)点字図書館に出向いても、電話でも可能です。
(2)基本情報の登録と、障害者手帳の写しが必要です。
  (視覚障害者であることの確認のため)
  電話登録の場合、手帳の写しは、郵送またはFAXで送ります。
(3)秋田県点字図書館がサピエに登録の手続きを行います。
(4)サピエ図書館利用のためのIDがメールと郵便物で送られてきます。
 
3 利用してみよう
(1)サピエ図書館のHPで、書籍の検索をします。デイジー(音声図書)と点字に分かれています。書名だけでなく、著者名でも検索できます。 
(2)ダウンロードできるデータが多いですが、特に点字はダウンロードできないも のもあり、ものによっては所蔵図書館にオンライン・リクエストが可能です。
(3)デイジーの場合、CD化してプレクストークで聞くだけでなく、PCやタブレット、スマートフォンにダウンロードして聞くことが可能です。
 
 図書室に、墨字(活字)の本はあるけれど、見えにくくて読むのは億劫だという方や、絵や字を見ながら音声を聞きたいという方にもおすすめです。
まずは、利用者登録してみませんか?
 なお、図書室には、CD化されたデイジーやその原本もありますので、図書室もぜひ覗いてみてください。
 
以上です。
 
本文はここまで

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