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図書だより5号(10月18日)

      図書だより No.5 平成30年10月18日
          秋田県立視覚支援学校  図書委員会発行

                健康寿命と読書!?                              
 秋が深まり、さわやかな季節。スポーツ・文化活動に、忙しい中にも充実した日々を送っているのではないでしょうか。
 さて、そんな中、「NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」(10/13放送)の中で、気になる情報がありました。NHKが独自に開発した人工知能の分析によると、「健康寿命(人が何歳まで健康で過ごせるかを示す値)を左右するのに大事な生活習慣」とは?・・の第1位に上げられたが、なんと!「読書(本・雑誌等)」だったのです。膨大なアンケートの分析結果からでしたが、意外な結果に番組の中ではどうしてだろうと議論がかわされていましたその真偽は別として、知的好奇心を生み、健康寿命の延長にもつながる?読書、いいですね!

 

        次の2編は、八木重吉の詩です。                                
 
  或(あ)る日の こころ
      
  ある日の こころ
  山となり

  ある日の こころ
  空となり

  ある日のこころ
  わたしと なりて さぶし
   (※さぶし=さびしい)


  素朴(そぼく)な琴(こと)

 この明るさのなかへ
 ひとつの素朴(そぼく)な琴をおけば
 秋の美しさに耐(た)へ(え)かねて
 琴はしづ(ず)かに鳴りいだすだら(ろ)う

※「豊かなことば 現代日本の詩②八木重吉詩集 素朴な琴」より

 八木重吉は、詩人。一八九八年(明治三十一年)東京生まれ。
 一九二七年、二十九歳にて病没。

 

               図書委員会から10/20、秋盲祭のお知らせ                  

   ~図書委員会 壁新聞~ 今年もやります!
 今年度の壁新聞の内容は、『秋田の方言』と『おすすめ本の紹介』です。
 委員会の児童生徒が知っている方言を「気持ち」「様子」「動き」「名前」に分類してまとめました。また、4人の児童生徒のおすすめの本を紹介しています。
  ★ 掲示場所は、地域支援室です。どうぞ、ご覧ください!
  

               図書委員によるおすすめの本コーナー                    

 今月は、小学部6年の S・Yさんです!

「学校の怪談(かいだん)~ベストセレクション~」     
常光(つねみつ) 徹(とおる) 著(講談社 青い鳥文庫)

 この本は学校の怪談シリーズのこわい話を集めた本です。その中で「うばった指輪」を紹介します。
これは、雨がしとしとと降る真夜中の話です。あるタクシー運転手が、時計の針が2時を指しているのに気がついた頃。車庫まで帰る途中に墓地の前で、手をあげている女性がいたのでタクシーを止めました。B町の墓地まで、乗せてくれるよう頼まれ、B町の墓地まで行きました。墓地に着いてから女性は、お金がないから代わりに指輪でと、交渉してきました。
運転手は、指輪じゃダメなので、女性に住所と電話番号を書かせます。後で自宅から料金をもらおうと思ったのです・・・。
この続きは、「学校の怪談~ベストセレクション」を読んでみてください!

【常光 徹 について】1948年(昭和23年)高知県生まれ。民族学者、文筆家。東京都の公立中学校教員を経て、国立歴史民族博物館教授などを務めた。90年、「学校の怪談」(講談社)を発表。ベストセラーとなり、シリーズ化。このシリーズを原作とした映画が作られ、社会現象を巻き起こした。他に「怪談レストラン」シリーズ全50巻などがある。

 

         国語授業でビブリオバトル!                              

 国語科では、10月3日、高等部普通科1・3年の合同授業で、ビブリオバトルを行いました。「ビブリオバトル」とは、「バトラーと呼ばれる発表者が、それぞれおすすめの本の魅力を5分間で紹介し合い、参加者全員で『一番読みたくなった本』(チャンプ本)を投票で決める書評ゲーム」です。
今回紹介された本は次の本です。図書室にありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
「ピアノはともだち」 こうやま のりお  
「生きるということ 全国盲学校弁論大会弁論四七話」
「時をかける少女」  筒井 康隆(つついやすたか)

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