道標（No.243）11月6日
道標 No.243 平成27年11月6日 秋田県立盲学校 進路指導部
卒業生に聞く
平成２６年度に専攻科・理療科を卒業された方にアンケートを実施しました。現在の仕事についてや在学生へのアドバイスなど、５つの項目について回答をいただいたので、ご紹介します。
【質問事項】
１ 勤務形態
２ 仕事をしていて、特にうれしかったことや、印象に残っていることはありますか？
３ 在学中にやっておいてよかったことなどはありますか？
４ 在学中にやっておけばよかったことなどはありますか？
５ 後輩たちに一言
●伊藤友紀さん●
１ 治療院開業
２ 「痛い」と言って来院した患者さんに、施術後「痛みがなくなった」と言われた時。
３ 坐骨神経パルスの練習
４ 肩甲背神経パルスの練習
５ 先生に無理を言って、いろんなことにどんどん挑戦してみてください。
●元山芳孝さん●
１ 治療院開業
２ 施術をやり終わった後に、(患者さんの)「すごくよくなった」という言葉と笑顔を見れた時。単に「気持ちよかった」という言葉だけで終わるのとは全然違うと感じる。そういう患者さんはまた来てくれる。
３ たくさんの先生の話を聞いたこと。先生になるまでの経緯や、前の違う職場での経験談はすごく参考になり、今につながっている感じがする。自分の視野が広くなる。
４ 色々やったが、解剖・生理など試験のための知識に加え、もっと実践的な治療を意識した実技の勉強をしておけばよかった。
５ 勉強をしっかりやってください(完全に学生の本分なので)
●岸美幸さん●
１ 訪問マッサージ会社に勤務
２ 認知症などでコミュニケーションが十分取れない患者さんが多いのですが、そんな患者さんから「気持ちよかった」と言われた時はとても嬉しかったです。
３ かみの里での臨床実習。高齢者の方と接する経験がとても生かされています。
４ 移乗などの介護に必要な動作の練習や勉強。
５ 大変なこともたくさんあると思いますが、頑張ってください。
●畠山哲也さん●
１ デイサービス（機能訓練指導員）施設に勤務
休日はシフト制。
２ 利用者さんに「体や足が軽くなった。」と言われた時。「接骨院と違って丁寧にやってもらえて、マッサージっていいな。」と言ってもらえること。
３ 自分が目指すところをしっかり見据え、勉強や生活ができたこと。自分に合った進路について、在学中に実習をさせてもらったこと。
４ 特に思いつきません。
５ 周りが気になったり、焦る気持ちもでてきますが、今をちゃんとやって、やるべきことをしっかりやれば、結果はでます。自信を持って、落ち着いて進んでください。
最後まで、クラスメイトや指導者とコミュニケーションをとりながら頑張ってください。
在校生の皆さんにとって、卒業された先輩方の生の声は、身近なモデルとしてイメージをもちやすいのではないかと思います。今後の進路を考える上での参考や励みにしていただければ幸いです。
また、「こんなことが知りたい」「聞いてみたい」ということがあれば、進路指導部員までお知らせください。
４名の卒業生の皆さん、お忙しい中、アンケートにご協力くださり、ありがとうございました。