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校長あいさつ

ごあいさつ
                                                               
令和6年4月24日
秋田県立視覚支援学校                
校長 渡部 透     
 
 秋田県立視覚支援学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
 令和6年度が始まり、早いもので1か月が過ぎようとしています。今月の10日に行われた入学式の頃は、咲き始めだった桜の花はすっかり散り、葉桜となりました。4月とは思えないような陽気となることもあり、例年よりも早く暑い夏が訪れることが心配されます。
 さて、本校は、明治45年(1912年)4月に秋田県立盲唖学校として開校し、今年度で113年目を迎えています。これまで、地域の方々、関係機関の皆様、保護者、卒業生など多くの方々に支えられて、視覚に障害のある幼児児童生徒の学びの場としての伝統を紡いできました。開校以来大事にしてきた、一人一人の能力や特性を伸ばし、自立と社会参加を目指すという基本姿勢をもちつづけ、社会構造や社会状況の変化、科学技術の進化等に柔軟に対応し、時代に応じた教育にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 本校では特別支援学校のセンター的機能の一環として、ロービジョン支援センターを運営しています。視覚に障害のある乳幼児から児童生徒及び成人の方々、そのご家族、関係機関等への相談・地域支援を行っています。お気軽にご相談いただければと思います。加えて、医療や労働、福祉等関係機関と連携し、視覚障害のある方に有益な情報を提供するためのリーフレット(秋田県版スマートサイト)の作成と配布を行っています。様々な形で、視覚障害に関する支援の充実を目指します。
 さて、令和6年度は小学部4名、中学部2名、高等部普通科3名、高等部専攻科保健理療科3名、同理療科2名、同生活情報科1名の計15名の児童生徒が在籍しています。 また、寄宿舎には4名(4月1日現在)の生徒が入舎しています。在籍者数が減少しているため、児童生徒同士の対話による学びや集団でのダイナミックな活動の展開が難しいことはありますが、この学校で学ぶ者同士が励まし合い、高め合い、認め合いながら、目標に向かって着実に進んでいけるよう、教職員が一丸となって応援していきたいと思います。
 本校は秋田県唯一の視覚支援学であり、本校が担う役割は、視覚障害教育に関する専門性の向上と維持継承に取り組むことです。同時に、幼児から成人までが学ぶ、質の高い「学びの場」を築き上げることも本校が担う大切な役割の一つであると考えます。今後とも保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様には、本校教育に対しまして、ご理解とご支援、ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
 
令和6年度の学校目標等は次のとおりです。
1  教育目標
 視覚に障害のある幼児児童生徒に対し、発達段階に応じた教育を行い、障害による困難を改善・克服間を育成する。
 「めざす幼児児童生徒像」
 ○心身ともに活力にあふれる幼児児童生徒心身ともにたくましく、最後までがんばり抜く。
 ○明るく思いやりのある幼児児童生徒 明るく、思いやりの気持ちをもって互いに助け合う。
 ○目標に向かって意欲的に取り組む幼児児童生徒全員で取り組む中で己の成長を実感し、社会の一員として自立的に生きる。 
 
2  教育方針
 教育目標の実現に向け、明るく楽しく規律ある学校をめざし、地域や関係諸機関と連携した開かれた学校づくりを推進する。また、教職員の専門性の向上に努め、幼児児童生徒の人権を尊重し、次の事項の充実を図る。
 ○幼児児童生徒の自主的、創造的活動を尊重し、自らを表現する力を育む。
 ○幼児児童生徒が、豊かな人間性と広い視野をもつための資質を育む。
 ○幼児児童生徒が、様々な困難を克服し社会参加に向けて、自立する力と感謝する心を育む

 

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