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R5クローバー3号

 点字ブロック理解啓発活動

本校では、平成27年度から、多くの方々に点字ブロックの役割を知ってもらうために点字ブロック理解啓発活動を続けています。
視覚に障害のある人たちが安心・安全に歩くことができるよう、「スマホを見ながら点字ブロックの上を歩かないでください」「点字ブロックを、自転車や車などでふさがないでください」などの児童生徒のメッセージを録音し、関係機関のご協力を得て、秋田県内4駅構内の他、「通の市」、「秋田竿燈まつり」、「秋田県トラック協会交通安全街頭パレード」、「千秋花火」等の様々なイベントで放送しました。8月末の、ブラウブリッツ秋田ホーム戦では、保護者がデザインしたポスターを、ソユースタジアム前の本校ブースに展示しました。たくさんの人に点字ブロックについて知り、考えてもらうきっかけとしています。
本活動に対して昨年度末に秋田県より授与された「秋田県バリアフリー推進賞」を励みに、視覚に障害のある人たちが安心・安全に歩くことができるよう、今後も活動を続けていきます。
(文責:志渡万里子、佐藤響子)
※本校ホームページ上で、点字ブロック理解啓発活動のアナウンス動画をご覧いただけます。
※本校保護者がデザインした点字ブロック理解啓発のポスターは二次元コードからアナウンス動画が見られるよう工夫されています。
 
乳幼児支援班の広報活動 ~目の発達について~
乳幼児支援班では、今年度、秋田拠点センターALVE内の子ども未来センターで行われている「親子のふれあい広場」で、目の発達について話をする機会をいただきました。年間8回の予定です。
 5月11日(木)には生後7か月から1歳6か月のお子さんを対象にした「よちよち広場」で、5月18日(木)には生後2か月から6か月のお子さんを対象にした「ぴよぴよ広場」で時間を頂き、「聴覚は完成して生まれてくるが、視覚は生まれてから光を感じることでどんどん発達していくこと」と、視力が発達する時期(視覚の感受性期間)に気を付けたいこと」について話しました。次回は11月2日(木)「ぴよぴよ広場」、2月8日(木)「よちよち広場」でお話する予定です。身体的な発達と両輪で視覚も発達していくということに、より多くの方々に関心をもっていただけたら嬉しく思います。            
(文責:畠山尚子)
  ※写真:「視覚の可受性期間」についての説明。視力は生まれてから3歳くらいまでに急速に発達し、6~8歳で完了します。
※写真:視力の発達の話に聞き入る「よちよち広場」参加の皆さん。
 
第18回 サマースクール 8月5日(土)
県内の視覚に障害のある児童生徒とその保護者、関係者を対象としてサマースクールを開催しました。サマースクールは、体験的な活動を通して、児童生徒が交流することを目的に本校で毎年実施しています。
午前は、日本盲導犬協会仙台訓練センターにご協力いただき、盲導犬体験会を行いました。盲導犬と一緒に校内を歩いたり触れ合ったりするなど、参加者全員が初めての貴重な体験をしました。
午後は、小・中学生は、「ウォークラリーで夏祭りを楽しもう!」と題
し、グループで校内のチェックポイントを巡りました。触察を生かして
同素材のカードをマッチングする活動(下記活動1)や、よく見て液体を正確に注ぐ活動(下記活動2)、福笑いでお面作り、スイカ割り風のお化け退治等、よく見たり視覚以外の感覚を使ったりする活動を友達と一緒に楽しみました。
保護者は、情報交換を含む学習会で、始めに本校の弱視の職員による情報提供「見えない・見えにくい人の生活の工夫」(自身が子どもの頃の学校生活の様子、現在の生活での心掛けと工夫)を聞きました。その後、それぞれの保護者が、普段の生活で悩んでいること、心掛けていることなどについて話し合いました。お子さんの成長にとってどのような環境が望ましいのかを考える機会になったのではと思います。
暑い1日でしたが、楽しく、学びのある、有意義な一日となりました。 
 (活動1) 触察を生かしたマッチングゲーム
丸や三角などの形が浮き出ているカードを、手で触った感覚で探し出し、マッチングするゲームです。普段見慣れている簡単な形ですが、手触りだけで、全体の形や形作っている素材が同じカードを探すのは難しく、発見したときは大喜びでした。
(活動2) よく見て注ごう
透明カップに引かれた黒線にぴったり合うようにかき氷シロップを入れられたら自分のもの。シロップは最終ゴールの夏祭りでかき氷に使います。好きな味のシロップを選び、やる気も高まりました。カップに近づいて、手掛かりの黒線をよく見て慎重に注ぎました。
本文はここまで

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