10月19日(水),あきた総合エリア「かがやきの丘」竣工記念式典が行われました。式典には多くのご来賓の方々に参列していただきました。「かがやきの丘」3校の代表生徒が,「かがやきの丘」を作り上げることにご尽力された方々に感謝のことばを述べました。本校の児童生徒を代表して高等部3年生柴田翔太さんの感謝のことばを全文紹介したいと思います。長文ですが最後までお読みいただきたいと思います。
暑かった夏もいつの間にか終わり、朝晩は肌寒さを感じるようになりました。
先日全ての工事が終了し、「かがやきの丘」が完成いたしました。学校の外回りもとても明るくなり、全体的に温かみのある「かがやきの丘」になりました。
私は初め、「かがやきの丘」の話を聞いたとき、正直期待よりも不安な気持ちの方が強くありました。
しかし実際に入って生活してみると、私のイメージとは全く違い、とても過ごしやすい所でした。
今までにはなかった歯科や眼科などの医療機関が増えたことで、診察を受けるための移動の時間が短縮され、授業にもじっくり取り組むことができるようになりました。
よく、「百聞は一見にしかず」と言いますが、全くその通りだな、と思いました。
日頃から私たちのことを見て理解してもらえているということがよく分かりました。
また、「秋田きらり支援学校」になったことで、今まで交流する機会の少なかった盲学校や聾学校がより身近になり、交流しやすくなりました。これからの交流が楽しみです。そして三校で協力し合い、これからの「秋田きらり支援学校」を活気あふれる学校にしていきたいです。
私たちはこの「かがやきの丘」の「秋田きらり支援学校」の第一期卒業生であることをとても誇りに思います。
ここで過ごす残り数ヶ月を悔いのない充実したものにしていきたいです。
そして、私たちから始まる「秋田きらり支援学校」の伝統を全校のみなさんに託せるようにしていきたいです。そこからまた、何十年とこの学校の伝統を引き継ぎ、新しく造り上げていってほしいと思います。
「かがやきの丘」が多くの皆様のお力で完成しましたことに感謝申し上げます。
この「かがやきの丘」のすばらしい環境の中で私たちは一人一人の夢を実現するために頑張っていきます。今後とも「かがやきの丘」に学ぶ私たちの成長を見守り続けていただけますようお願い申しあげます。
秋田県立秋田きらり支援学校 高等部3年 柴田翔太
空から一望した「かがやきの丘」(10月撮影)
秋田きらり支援学校は建物のちょうど中央にあります