3月9日(金)卒業式が行われました。
小学部児童6名、中学部生徒13名、高等部生徒11名の卒業生が卒業証書を受け取りました。大日向校長は「小・中学部のみなさんは4月から新しい環境で新しい友達と一緒に仲良く様々な学習を頑張ってください。高等部のみなさんは社会人として新しい門出となります。期待と不安もあるでしょうが、今までの3年間を振り返り、様々な出来事があっても決してくじけることなく成長していってくれることと思います」と式辞を述べました。卒業生を代表して高等部3年生の生徒2名が答辞を述べました。以下、長文ですが紹介させていただきます。
答辞
かがやきの丘にも、暖かい日差しが差し込むようになりました。いよいよ、私たちの旅立ちの日です。今、三年間の学校生活を振り返ってみると、たくさんの思い出が浮かび上がってきます。
秋田きらり支援学校で初めての、運動会や学習発表会。実行委員として、みんなと協力することの大切さを学び、そして私自身、達成感でいっぱいになりました。
修学旅行では、行き先は違えど、キャッチフレーズを一緒に考えたり、お互いの体験を報告し合ったりして、三年生みんなで思い出を共有しました。
自分に合った仕事や生活を見つけるために頑張った、校内・現場実習。わからないことはすぐに聞くなど、自分が苦手と思っていることや、身に付けたいことを考えることができました。
高等部生徒会企画の「名人芸大会」。ちょうど一年前、先輩から「伝統を作っていってほしい」と、励ましの言葉をもらいました。最初は、やる気が出なかった司会者の変装も、何事にも挑戦することが大切だと思い、頑張ることができました。
この三年間で、私たちは、仲間との絆を深めることができました。在校生のみなさんも、これからも仲良く、協力して、活気あふれる秋田きらり支援学校を作っていって下さい。私たちのことを思って叱ってくれたり、褒めてくれたり、一緒に喜んでくれたりした仲間、先生方、医療療育センターのみなさん、そして家族のみんな。みなさんのおかげで私たちは、ここまで成長することができました。本当にありがとうございました。
私たちは、この三年間、いろいろなことに挑戦し、自信がつき、前向きな気持ちになれました。これからもあきらめずに、自分にしかできないことに挑戦していきます。歩んでいく道はそれぞれですが、今まで教えてもらったことや大切なこと、感じたことを忘れずに、自分らしく、しっかりと歩んでいきます。
在校生のみなさんのご活躍をお祈りするとともに、今まで支えて下さった方々への感謝の気持ちを込めて、答辞とさせていただきます。
平成24年3月9日
30名の卒業生のみなさん。卒業おめでとうございます。
高等部合格発表
同日、午後1時より本校の正面玄関前において秋田きらり支援学校高等部入学選考の合格者が発表されました。はり出された受検番号を確認し、担任や友達と一緒に合格を喜ぶ姿が見られました。
合格した生徒にインタビューすると「合格できて良かったと思います。不安はないし、新しい世界に飛び込むことが楽しみです」と話してくれました。
合格したみなさん、おめでとうございます。
秋田きらり支援学校の入学式は4月5日(木)です。