7月30日(火)日本赤十字秋田短期大学の及川真一先生をお招きし、職員防災研修を行いました。前半の講話では、防災教育を行うにあたり、災害は「もしも」起きるものではなく、「いつも」起きうるものであることを念頭において実施する大切さを、及川先生の体験をもとにお話いただきました。また、避難所を開設するにあたり、避難所運営を任された側が直面する様々な状況の判断についてワークショップ形式で意見交換しました。YesかNoで避難所運営では判断を迫られる場合があり、参加した職員も「自分だったらこうする」と活発な意見交換を行いました。
後半は、実技研修ということで、空き缶を使用した炊飯に挑戦しました。お米は一合でしたが、計量カップがない状況で炊飯に適量な水を入れることや、どの位の時間で火から上げればいいかを考えながら取り組みました。固形燃料を使用した炊飯でしたが、自分の用意したかまどの位置が高すぎてなかなか炊けなかったり、水が多かったのか水蒸気が出てこなかったり、やきもきする職員もいましたが、試行錯誤をして参加者全員がおいしく食事をすることができました。実技研修を行ったことで、我々職員も、災害の基本である「自分の命は自分で守る」の考えを改めて確認し、できることが増えた研修となりました。