卒業式が行われました

3月9日(金)、平成29年度卒業式が行われました。

小学部児童4名、中学部生徒6名、高等部生徒12名の卒業生が校長先生から卒業証書を受け取りました。

 

小林校長は卒業生に向けて「本日、卒業を迎えた皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます。

小学部の卒業生の皆さんは、マリーゴールドを栽培し、そのマリーゴールドで染めたティッシュカバーのプレゼントが大変好評でした。みんなでコンサートも楽しみましたね。中学部で始まる働くための勉強や生活の勉強もきっと頑張れると思います。

中学部の卒業生の皆さんは、お互いに協力することの大切さを学び、自分の役割を果たし、有意義な学習をしてきました。高等部では一人一人が夢や希望を実現できるように真剣に取り組んでください。

高等部の卒業生の皆さんは、パワーにあふれた学年でした。学校生活では仲間と真剣にぶつかり合い、協力し合って、お互いに高め合ってきました。きらり支援学校での生活は今日で終わります。周りの人から可愛がられ、信頼される社会人になることを祈っています。」と式辞を述べました。


卒業生を代表して高等部3年生の生徒が答辞を述べました。
以下、長文ですが紹介させていただきます。

「答辞」
教室から眺める太平山にも、少しずつ春の訪れを感じる季節となりました。本日は私たちのために、このような盛大な卒業式を挙行していただきありがとうございます。また、先ほどは、校長先生をはじめ、来賓の皆様、在校生より、心あたたまるご祝辞や激励の言葉を頂き、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

今、ここで皆さんの前に立つと、数え切れないほどたくさんの思い出が浮かんできます。

私はこの三年間で、二つの大切なことを得ました。

一つ目は「挑戦する気持ち」です。人見知りで人の前に出ることが苦手だった私ですが、生徒会で活躍する先輩の姿を見ているうちに、「私もみんなの役に立ちたい」「自分の力で活気あふれる学校にしていきたい」という思いが湧いてきました。意を決して副会長に立候補。三年生では生徒会長を務めました。うまくいかないこともありましたが、行事や集会で、皆さんの楽しそうな笑顔を見ると、挑戦してよかった、と心から思います。挑戦することで、新しい自分を発見できました。

二つ目は私が三年間大切にしてきた「仲間」です。一緒に過ごしてきた十二人の三年生。優しく信頼できる友達です。一人一人個性が豊かで、考え方も違うため、時にはぶつかり合うこともありましたが、一人ではできなかったことも、仲間がいたから乗り越えられました。これからはそれぞれの道に進むことになります。築き上げた仲間との絆は私の一生の宝物です。みんな、どうもありがとう。

在校生の皆さん、今まで私たちを支えてくださり、ありがとうございました。挑戦する気持ちと仲間を大切にして、これまで以上にかがやく秋田きらり支援学校を作っていってください。

秋田きらり支援学校の先生、医療療育センターの皆様、家族、たくさんの方々が、私たちのことを想い、一緒に泣いたり笑ったりしてくださったおかげで、充実した日々を送ることができました。私は、優しさあふれるこの秋田きらり支援学校が大好きです。ここでのたくさんの思い出を胸に、卒業生一同、自分が決めた道で、新しいことに挑戦し、これから出会う新しい仲間を大切にして未来に向かって進んでいきます。

最後になりましたが、本日ご臨席いただきました皆様に感謝し、秋田きらり支援学校のさらなる発展を願い、答辞といたします。

 

卒業生のみなさんの飛躍を願っています。
ご卒業おめでとうございました。