秋田県立視覚支援学校

　アメリカプロ野球リーグで大活躍中の大谷翔平選手から、日本全国の小学校、特別支援学校小学部にグローブが送られました。本校にも小学生用のグローブを３つ頂きました。「視覚障害者スポーツ」としては、ハンドボール大のボールを転がし、その転がる音を聞いてバットで打つという「グランドソフトボール」（盲人野球）が有名です。見えにくさのある子どもたちは、小さくて速い動きのボールを扱うことは難しく、本校の子どもたちは通常の「野球」という言葉をニュースで聞く程度でした。  

　２月１日、小学部の体育の時間に、大谷さんの活躍ぶりと、頂いたグローブについて紹介しました。初めて「野球」を知る児童たちは興味津々。職員同士でキャチボールをする音を聞いたり、野球の動画をスロー再生で見たりして、「これが野球か」「やってみたい」とグローブを手にはめました。初めて触るグローブは顔が隠れるくらいの大きさ、不思議な感触。「大きいね」「これをどんな風に使うの？」先生に説明を受けたり、実際に転がしキャッチボールをしたり、柔らかい大きめのボールをスタンドに立てて、バットで打ってみたりするなど、試行錯誤しながらも大喜びでした。「野球って楽しい！」「体育でもやりたい！」本校小学部でも人気のスポーツになりそうです。

　「大谷さん、ありがとう！野球って楽しいね！」

 

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