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令和4年度理療科実技講習会
コロナ禍で、これまで中止してきた理療科実技講習会を今年度は、秋田市内で開業されている松岡治療院院長 松岡優先生をお招きして行いました。
スポーツマッサージの基本手技を下肢・背部・上肢に分けて、生徒をモデルとし、施術していただき、その後4台のベッドで生徒が行うマッサージの仕方についてご指導いただきました。
その中で、筋の起始・停止を意識して丁寧に行うこと、特に背部では脊柱起立筋の上から下まで行うこと、指ではなく、手全体を密着させて(点ではなく面で)マッサージすることなど、多くのことを教えていただきました。
バスケットの競技中の下腿三頭筋の筋痙攣に対する競技を続けるための対処方法についても実践を交え丁寧に教えていただきました。
その中で、局所へのアプローチではなく、より近位部へアプローチすることが効果的であること、また、販売されているスポーツドリンクをそのまま活用しない理由も教えていただきました。
肩のマッサージでは野球選手、特にピッチャーの肩周りの重要3ポイントとして、上腕二頭筋長頭腱・腱板・肩甲骨であることを教えていただき、側臥位では体幹がロールしやすいため下肢の姿位の工夫について確認し、ピッチャーは外側よりも内側の筋を使うため、内側の筋を丁寧に行うことを学びました。
また、メジャーリーグの投手や日本のプロ野球投手の体調管理の取り組み方についても知ることができました。
繰返し強調されていたことは、刺激量が過剰になると揉み返しを起こす可能性が高くなり、選手がハイパフォーマンスで競技できなくなるため、刺激量には十分注意することを教えていただきました。
最後に花粉症への鍼治療について本校職員をモデルに施術内容について教えていただきました。
普段、学校の授業では基礎基本を重視して生徒に教えています。今回の講習会で、プロ選手のトレーナーとして、活躍されている実践現場でのより効果的なハイパフォーマンスにつながるマッサージについて、そしてこれから始まる花粉症に対する鍼治療について、具体的に教えていただきました。卒業後に取り組むべきことを意識できたと思います。
お忙しいところ、ありがとうございました。
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