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校内弁論大会(5月13日)

 5月13日(木)、校内弁論大会を開催しました。
 今年度は、中学部生2名、高等部普通科生4名、専攻科生1名の7名が出場しました。
 出場者は、これまでの体験の中で得たことや考えたことを自分の言葉でまとめ、伝えることで、自らを見つめ直し、これからの生き方を考えることができたと思います。聴衆にとっても仲間の発表を聞くことで、自分について見つめ直すことのできる有意義な機会になりました。いずれの弁士も、話の展開を工夫したり、爽やかな笑いを誘うエピソードを盛り込んだり、涙腺が緩む内容があったり、秋田県の将来について考えたりと、熱のこもった内容でした。
 今年度、最優秀賞に選ばれた中学部1年の鈴木稟々果さんは「未来への翼」という演題で、小学2年で目が見えなくなって本校に転校を決めるきっかけとなった出来事から、来年度には一人で登下校できるよう、歩行練習のみならず、困った時に誰かに声をかけることも頑張りたいという抱負を述べました。
 「私にはまだ小さいけれど翼があります」という聞きたくなるような一文で始まり、「未来への翼」という演題の意味が最後にわかる構成や、秋盲祭の劇で鍛えた聴衆を引き付ける話し方など、聞き応えのあるものでした。
 この他、1人学級でさみしかった中学部から2人のクラスメートができて充実した高等部生活を送っていることを、笑いを誘う表現で話してくれた高等部普通科2年の糸井美憂さんの「楽しく生活するために!」が優秀賞に、見えにくくなっても家族に支えられ、次男は結婚一年生、孫は小学一年生と、家族みんなで新しいスタートを切ったという専攻科保健理療科1年の加藤幸一さんの「よーいドン」が審査員特別賞を受賞しました。
 弁論の一部は、10月23日(土)に開催予定の「秋盲祭」でも発表する予定です。
 
   

 

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