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図書館だより 第7号

  10/27~11/9は読書週間です
 戦後まもない1947年(昭和22年)、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力を合わせ、さらに新聞・放送のマスコミ機関の協力のもとに、第1回「読書週間」が開催されました。第1回は、アメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」が11/16から1週間であるのにならって、11/17~11/23でした。各地で講演会や本に関する展示会が開かれ、その反響は大きなものでした。第2回目から、現在の「文化の日を中心にした2週間」に定められました。
 今年の読書週間のスローガンは「この一行に 逢いにきた」です。図書室で、「この一行」に逢いに来ませんか?
 
  今月のおすすめ!
 今月の担当は、高等部専攻科理療科3年のS.Kさんです。
 
  「大人も知らない?サバイバル防災事典」
 サバイバル防災研究会・編集、国崎信江・監修、マイクロマガジン社
 
 台風や雨による水害、そして地震など様々な自然災害が身の周りで起こっています。もし災害にあってしまったらどうしたらいいの、というのを紹介しているのがこの本、〈大人も知らない?サバイバル防災事典〉です。
 この本には、地震や気象災害など、いろいろな状況に応じて、対処する方法が書かれています。私が特に勉強になったのは、避難所でイライラをためない方法として、非常時だからといって、自分の気持ちをため込まず、困っていることがあれば相談して、好きなことを見つけて気分転換することが、大切だと書かれているところです。とても、大事なことだと感じました。気になった人は、手に取ってみてください。
 
 Kさんのおすすめ本は、現在、本校図書室にはありませんが、今後購入したいと考えています。
 
  注目の本!!
 今年の青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部の課題図書、そして現在放送中の「NHKドラマ10」の原作『宙わたる教室』。
 定時制高校で、さまざまな背景を持つ生徒たちが科学部を結成し、2017年「日本地球惑星科学連合大会・高校生の部」で優秀賞を受賞。彼らの実験装置が認められ、「はやぶさ2」の基礎実験に科学部として参加する想定外の事態も…。
 この実話をもとに生まれた小説が、ドラマになりました。すでに廊下の掲示では紹介済みですが、再チェックをおすすめします!
 本校には、活字、音声、点字データがあります。
 
  寄贈本の紹介
1 宇宙と物質の起源 「見えない世界」を理解する 
 編集:高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所
 点字版・触図制作:筑波技術大学
 宇宙が、138億年前に誕生してから、物質、地球、生命が生まれた過程について、これまでの知見や今後の研究で解明が期待される内容を易しく解説した入門書。(「働く広場」2024年10月号より抜粋)
 高エネルギー加速器研究機構(KEK)と筑波技術大学が点字版と触図を共同で制作し、寄贈してくれました。データは、国会図書館やKEK、筑波技術大学のリポジトリ(大学等の知的生産物提供システム)に登録され、無料でダウンロードできるそうです。
 
2 文春まんが読み解くシリーズ11 「空調 ここが知りたい!」
 スタジアムや半導体工場の空調設備や広範囲にエネルギーを供給する地域冷暖房などを、ストーリー仕立てで分かりやすく紹介しています。
  6月には、「電子顕微鏡 ここが知りたい!」も寄贈されています。いずれも、文藝春秋企画出版部からの寄贈で、この他のシリーズ本も図書室にあるので、チェックしてみてください。
   

 

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