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図書だより2号(6月13日)

梅雨時、読書はいかが?
 気象庁は、6月7日、「東北南部が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。秋田も間もなく梅雨入りするのでしょうか?梅雨時は、湿度の高いじめじめした日が続きますが、アジサイの花が咲き、田んぼでは、植えたばかりの苗が青々と成長していきます。雨音の心地よいリズムは、自然と心を落ち着かせ、集中力をアップさせる効果があるそうです。そんなわけで・・・梅雨時は、しとしと降る雨音に耳を傾けながら、じっくり読書をするのもいいですね!梅雨時の俳句を紹介します。
 あじさいの どの花となく 雫かな(岩井英雅)
   雨の日のあじさいは、花のあちらこちらから雨のしずくがこぼれる。
 梅雨に入る いく日も雨の 降りし後(山口波津女)
   梅雨ではないだろうかと思う頃、ようやく梅雨入りが発表される。   
 梅雨鴉つばさわすれて あるきけり(森川光郎)
   長雨にぬれたカラスが、飛ばずにのそのそ歩いている。
 べそかきへ 歩み寄る傘 かたつむり(凡茶)
   雨にぬれながら泣いている子に、そっとさしかける傘。そばには、カタツムリも・・・。
皆さんも、雨の日の俳句を作ってみませんか?
 
図書委員によるおすすめの本     
 中学部2年 S.M.さんのおすすめの本です!
「探偵(たんてい)チームKZ事件ノート~消えた自転車は知っている」 

藤本ひとみ(作)講談社青い鳥文庫
 主人公の立花彩と、あることをきっかけに出会った4人の男子たちとの、ミステリーストーリーの始まりの物語です。初めに彩が4人の男子に会った時にもった印象は、サイアクだった。でも、男子のうちの一人の自転車が盗まれて、大事件に発展する。初めは乗り気じゃなかった彩だけど、一緒に事件を解いていくうちに、それぞれの印象が変わっていくことに・・・。ハラハラドキドキの物語です。図書室にはないですが、ぜひ読んでみてください。
 

【図書室に新しく入った点字の本の紹介】
以下、あ。著者名 い。本のタイトル う。収録作品

あ。宮澤賢治(みやざわけんじ)
い。注文の多い料理店(全4巻)
う。注文の多い料理店、雪渡り、なめとこ山の熊 他
あ。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ) 
い。ポケット日本文学館6「トロッコ・鼻」(全3巻)
う。トロッコ、鼻(はな)、羅生門(らしょうもん)、蜘蛛(くも)の糸、杜子春(とししゅん)、戯作(げさく)三昧(ざんまい) 他
あ。太宰治(だざいおさむ)
い。太宰治名作集 (全2巻)
う。走れメロス、雪の夜(よ)の話、畜犬談(ちくけんだん)、待つ 他
 これらの本は、「サピエ図書館」からダウンロードして、印刷したものです。
【サピエとは】視覚に障がいのある方を対象に点字・デイジー図書のデータをはじめ、生活情報などを提供するネットワークです。「サピエ図書館」は、「サピエ」のサービスの一つです。個人会員になると、全国どこからでも、データをダウンロードして好きな本を読むことができます。
 

秋田県立視覚支援学校 図書委員会発行

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