図書だより7号（12月14日）
図書だより No.7 平成３０年１２月１４日
秋田県立視覚支援学校 図書委員会発行
今年も残すところ、２週間余りとなりましたね。先週より一気に寒くなったこともあり、やっと年末気分になってきました。
さて、今年の様々な振り返りの一つに、年間ベストセラーランキング（昨年１１月２６日～今年の１１月２４日に販売された書籍）があります。（※１１月３０日付け、日本出版販売より発表されたもの）
以下ランキング、５位まで。（秋田さきがけ新聞より） 書籍（しょせき）著者［出版社］
１
漫画 君たちはどう生きるか
吉野源三郎、羽賀翔一［マガジンハウス］
２
大家さんと僕
矢部太郎［新潮社］
３
ざんねんないきもの事典
今泉忠明監修［高橋書店］
４
モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット
佐久間健一［サンマーク出版］
５
医者が教える食事術 最強の教科書
牧田善二［ダイヤモンド社］
１位は、昨年夏の出版以来人気が続いている、吉野源三郎さん原作、羽賀(はが)翔(しょう)一(いち)さん漫画の「漫画(まんが) 君たちはどう生きるか」でした。同書は、主人公の中学生「コペル君」が「叔父(おじ)さん」との交流を軸(じく)に「自分で自分を決定する力」を見つける物語とのこと。累計(るいけい)発行部数は、２００万部を突破(とっぱ)したそうです。同時発売された原作小説の新装版「君たちはどう生きるか」（マガジンハウス）も９位に入っています。
それにしても、８１年前（１９３７年：昭和１２年）に初出版された児童書が、今、なぜこんなに読まれているのでしょうか？ 不思議ですね！
もうすぐ冬休み・・。今年読もうと思っていた（のに読めなかった？）本を読むのもいいかもしれませんね。では、皆様、よいお年をお迎えください！
冬休みの本の貸出しについて
○一度に借りられるのは、一人５冊まで。
○貸し出し期間は、冬休みいっぱいです。
○学校が開いていれば、いつもと同じように借りることができます。
◆図書室から ～ 今月のおすすめ図書◆
イチオシは、耳で聞く「ハリー・ポッター 賢者(けんじゃ)の石」です。朗読版の「賢者の石」で、聞くのに合計１０時間（ＣＤで10枚分）かかりますが、落ち着いた声で聞きやすく、楽しめますよ！
オーディオブック
「ハリー・ポッターと賢者(けんじゃ)の石」
Ｊ.Ｋ.ローリング 著、松岡佑子(ゆうこ) 訳、江守(えもり) 徹(とおる) 朗読
ある夜、ロンドン郊外(こうがい)の一軒(けん)の家の前に、額(ひたい)に稲妻(いなずま)型の傷を持つ赤ん坊が そっと置き去りにされた。男の子の名前は、ハリー・ポッター。１０年後、ひげもじゃの大男がハリーを迎えに来る。そしてハリーは、自分が魔法使(まほうつか)いだと知らされる。しかも、生まれたときから数奇(すうき)な運命を背負う、有名な魔法使いなのだ。キングズ・クロス駅から紅(くれない)の汽車に乗り、ハリーは魔法学校に向かう。そこで次々とハリーを襲(おそ)う事件が・・・。親友のロンとハーマイオニーに助けられ、邪悪(じゃあく)な魔法使いに対決するハリー・・・。
【Ｊ.Ｋ.ローリングについて】１９６５年、イギリス生まれ、児童文学作家。１９９７年、子ども向けファンタジー小説「ハリー・ポッターと賢者の石」を出版。このハリー・ポッターシリーズは全7巻まで出版され、世界での発行部数４億5,000万部。
【図書室に入った“寄贈本”の紹介】 （カッコ内は、著者）
◆点字「さみしかった本」（ケイト・バーンハイマー）※以下３点は「点訳の会UZU」より
「源吉じいさんとキツネ」（成宮 真澄）
「おっと先生とひみつ」 （清水 道尾）
◎活字「人生の教科書」 （白川 好光）
◎活字「ふたり」 （福田 隆浩）
◎活字「ことわざ・慣用句おもしろ辞典」（村山 孚(まこと)）
◎活字「がばいばあちゃんの勇気がわく５０の言葉」（島田 洋七 ）
◎活字「ピアノはともだち～奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」 （こうやま のりお）