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クローバー6号(1月26日)

ウィンタースクールの様子
1月11日(木)、本校を会場に「ウインタースクール」が行われました。児童生徒の活動では、グループ別教科学習と全員での調理活動を行いました。活動の様子についてご紹介します。
【午前「友達と一緒に学習しよう」※グループ別】
①低学年グループ
 言葉を使ったゲームとリズム遊びを行いました。お題となるもの(「雪」など)を、別の言葉を使って表現し、友達がヒントを基に連想してお題となる言葉を答えるというゲームを行いました。友達がお題の言葉を思い浮かべられるようなヒントを考えたり、説明の要点をメモしたりしながら協力してゲームに取り組みました。リズム遊びでは、前後左右など、方向を表す言葉に従って全身を動かしました。慣れてくると「右と言われたら左に動く」等の難しい課題にも取り組み、頭と体を使って楽しみました。
②高学年グループ
 算数と理科の学習を行いました。算数では、「ゲームの必勝法を考えよう」というマグネット取りゲームを行いました。練習問題で「難しい」という感想をもった児童も、マグネットを操作するうちに解き方を理解し、ペアの友達や教師と相談しながら思考を深める様子が見られました。理科では、音の性質について学習しました。音が出ている時の物体の様子はどうなっているか、聞いたり触ったりして調べ、「振動している」ことを確認しました。さらに、「音が出ている時は、物体が振動している」ということを周りに説明するための実験を試行錯誤しながら考えました。
【午後「安全に調理をしよう」※全学年合同】
 見えにくくても安全に調理ができるよう、以下の5つのポイントを確認し、果物を切りました。
①切る場所の環境を整える。
②包丁はいつも同じ場所・同じ向きに置く。
③材料をまな板に置いてから包丁をもつ。
④包丁を持っていない手は「ねこの手」にする。
⑤包丁から材料を取るときは、刃をまな板につけた状態で取る。
児童全員が真剣に取り組み、安全に活動することができました。切った果物は、保護者が作ったパンケーキの上に乗せて、 全員でおいしくいただきました。

 

保護者の調理活動・情報交換会
 今年度は、「調理」をテーマに、調理活動や調理に関する情報交換を行いました。午前の部では、パンケーキ作りを題材として実際に調理をする際に見えにくいポイントを確認したり、それに応じた工夫の仕方や便利グッズを試したりしながらどのような点に配慮したらよいのかを確認しました。その後の実際のパンケーキ作りでは、配慮するポイントとして提示された計量法や焼き方などを取り入れながら、パンケーキを作る様子が見られました。午後からの子どもたちの活動で使用されるパンケーキということもあり、愛情たっぷりのパンケーキがたくさん出来上がりました。
 午後の部では、本校の視覚に障害のある職員も交えて、調理の際に困ることや、工夫していることなどを話題の中心に据えて情報交換を行いました。自立して一人暮らしすることを考えると、包丁の使い方や炊飯器の使い方、買い物など今のうちにいろいろな経験をさせておいたほうが良いという意見があがりました。また、スーパーで商品を探す際など自分一人では困難なことについては、「人に頼る力」も大切だという話題も出ました。参加された保護者からは、「調理でつまずきやすいポイントが分かった」や「いろいろなことをたくさん経験させていきたい」という声が聞かれました

 

御相談のお問い合わせは
秋田県立視覚支援学校 ロービジョン支援センターへ御連絡ください。
相談支援担当 菊地雄平・長崎雪子・渡部麗子・佐藤加奈子・佐藤友紀子
 

本文はここまで

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