【補聴器】 |
Q5 アナログ式の補聴器よりデジタル式の補聴器の方が良くきこえるのですか? デジタル補聴器は、超小型のコンピュータを内蔵し、音(音声)をデジタル処理することによって、人間にとってききやすい音をつくろうとするもので、従来のアナログ方式とは違った音声処理をします。理論的には、小さな音は充分に大きくし、大きな音はあまり大きくしない(うるさくしない)、雑音を少なくし会話をきき取りやすくする、個人のきこえにあった細かい調整が可能であるなどの利点があります。また、各メーカーによって異なる機能を持ったものが開発されています。金額的にはアナログ補聴器に比べて高額ですが、デジタル補聴器でも、福祉法の価格内で対応しているメーカーもあります。 しかし、デジタルだから、高額だからといって、それだけきき取りがよくなるというものではありません。子どもによっては、アナログタイプのほうが音が入りやすいこともありますのでどの補聴器にするかは、補聴器メーカーの勧めだけではなく、療育・教育機関の担当の方から説明を受けてよく相談して決めて下さい。 |
『「お子さんの耳がきこえない」と言われたら』全国早期支援研究協議会 編 より |
補聴器にもどる |