Q4 補聴器にはどんな種類がありますか。
形による分類と機能による分類があります。
○形による分類
- @耳かけ形補聴器
- 機種が豊富で、多様な調整機能を備えています。耳介(※)にかけて使用するので、汗に弱いです。
- A耳穴形(挿耳形)
- 小さくて邪魔になりにくく、耳介で集めた音を聞けるので高温が聞き取りやすく、聞こえ方が自然です。反面出力が出にくく、ハウリングしやすい、小さいため操作や管理が難しいなどの点があります。
※他にも箱形、メガネ形、ベビー形、骨導式、埋め込み式(人工内耳と人工中耳)、があります。
○機能による分類
- @アナログ補聴器
- 従来一般に使われてきた補聴器です。補聴器の調整は小さなねじ回しを使って回転つまみ(トリマー)を動かして行います。
- Aプログラマブル補聴器
- 信号処理はアナログ回路で、制御はデジタル回路で行います。補聴器の調整は、専用のコントローラーやパソコンをつないで行います。
- Bデジタル補聴器
- 信号処理も制御もデジタル回路で行われます。騒音を抑えて処理する機能や、小さい音を大きくしたり、大きすぎてうるさい音を弱くして聞きやすくするといった自動調節機能があります。種類も豊富になってきています。
※耳介…外字の最外部。軟骨とそれを覆う皮膚から成り、集音部の役を果たす。ほ乳類のみにある。外耳のうち外から見える部分。いわゆる耳。
|