【補聴器】 |
Q3 補聴器をすれば普通に聞こえるようになるのですか。 補聴器は聴覚障害のある子どもの「残された聴力・きこえ」を活用して行くために大きな役割を果たしますが、あくまできこえを補う器具ですから、補聴器をつけたから普通にきこえるようになるというわけではありません。また、補聴器の効果は、子どもに残っている聴力によっても違ってきます。例えば60dB位の聴力の子どもと100dBくらいの子どもとではその効果が違ってきますし、また、補聴器をつけてから、いろいろな音や音楽、話し声をきく経験の違いにもよります。一般的には補聴器をつけて残されたきこえを生かしていくことの効果として次のようなことが考えられます。
また、補聴器をつけたきこえは、音(ことば)が十分にきこえなかったり、音の一部しかきこえなかったりして不完全ですから、補聴器だけですべてOKということではなくて、何らかの視覚的な手段を併せて使われることをおすすめします。 |
『「お子さんの耳がきこえない」と言われたら』全国早期支援研究協議会 編 より |
補聴器にもどる |