【学習支援】
Q5:補聴器をつけていますが、聞き取りにくい音があるようです。


補聴器をつけても、完全に聞こえるようになるわけではありません。どうしても聞きとりにくい音、わかりにくいところが残ります。「サ」という発音は、S(スという子音)とA(アという母音)でできています。補聴器をつけることで、母音は大体聞こえるようになりますが、子音は難しいことが多いようです。だから、「サ」が「ア」に聞こえることがあります。「さかな」だと「ア・ア・ア」と聞こえることもあるのです。子音にも、聞きとりにくい子音、聞きとりやすい子音があります。多くは「サ・ス・セ・ソ」が難しいです。

「どのように話しかければ、よく聞きとってもらえるか」という事実を伝えるのも重要です。「ややゆっくり話しかける」「口の動きを見せる」「どうしても聞きとれないときは文字で書いてみせる」など、教師が話しかけの見本を見せてあげてください。






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